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コーヒーの話

ケニア カサクワ・ファクトリーAA

圧倒的なボディ感を持つカサクワ・ファクトリーのコーヒーが再入荷しました。
コーヒー生豆は日本に入港したてはまだ状態が落ち着いておらず、数ヶ月後に良くなるということは多々あります。おそらく酵素による変化が続いているうちは飲み頃では無く、それが完全に終わった時がピークなんだろうと思います。
このカサクワも生命力が強すぎるせいか、以前販売した時は美味しいもののまだまだ固いなぁという印象でした。そろそろほぐれたかな…と仕入れてみましたが良い状態に開いています!
パキッとした固さは無くなり、力強いコクは健在。やや深煎りのシティローストは完熟した伊予柑のような果実味、甘みが楽しめます。鼻から抜ける香り、なめらかな喉越しも心地良く満足感のたっぷり。重さは無くとても繊細で、ほのかに黒ぶどう、そして熟したトマトのような濃縮感が甘みを引き立てます。複雑な要素がバランス良くまとまりながら、ほかにはない凄みの感じられる力強いコーヒーです。
ちなみにコーヒー生豆は何年も経って良くなるということはありません。あくまで数ヶ月の話し。ピークを迎えたあとは物によって差はありますが劣化が進んでしまいます。
Muiでは生豆の状態にも気を配ったコーヒーを提供しています。
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