だいぶ遅くなってしまいましたが明けましておめでとうございます。
2023年、最初に推したいコーヒーはイエメンのガルビ!
11月に販売してあっという間に完売したあのコーヒーです。
価格が高いのですぐには完売しないだろうと思っていたんですが予想外に早かった…。
その後もガルビがまた飲みたいとの声をたくさんいただいたのと、もう少し深くしてもまた違った個性で美味しいだろうなと思い取り寄せてみました。
そんなわけで今回はやや深煎りと深煎りの間のフルシティローストでのご用意です。
なんと表現したらいいのか悩んでしまうような個性は深煎りでも同様。
ドライフルーツのようでいてスパイシー。赤ワインやブランデーのようなアルコール感。
熟成したチーズのような印象も受けます。
そんなに複雑なのに飲み心地が良いんだから不思議です。
希少性とか品質以外の部分がほとんどなものばかりなのであんまりお高いコーヒーには興味がないんですがこれはやはり別。
なんとも魅惑的なコーヒーです。
ちなみにイエメンはいろいろと厄介な事情のある産地ですが詳しくは下記をどうぞ。
そしてケニアからみんな大好きカイナムイ・ファクトリーの新豆が登場!
今期は世界的に出来が良くない年ですがケニアに関しては5年に一度レベルのすばらしさ。
先日まで販売していたカムワンギもですがカイナムイもまた素晴らしい!
コク、果実味、甘みが高いレベルで備わっています。
焙煎度合いによって果実の印象が変わるので飲み比べも面白いかと。
深煎りのフレンチローストを使ったカフェオレは最高ですよ。
エチオピアからは初入荷のファロ。
同国でまず上がるのがイルガチェフェ地域。
Muiが扱うコーヒーで言えばアダメ・マゾリョやクレイウォット、ハロ・バンティマウンテンなど、素晴らしいコーヒーが産出される地域です。
他の地域にも良いコーヒーがあるはずと探し求めた結果、グジ地域からハロワトやゴロ・ベデッサなど、こちらも素晴らしいコーヒーが届き始めています。
そしてイルガチェフェでもグジでもない別の地域にさらに視野を広げた結果届いたのがこのファロ。
このコーヒーを手掛ける輸出業者がこの場所はポテンシャルがきっと高い!
と判断した場所に精製工場を取得し、生産を始めたそうです。
桃やあんずのような果実味とこっくりとしたコクと甘みが印象的。
食感がとてもやわらかく飲み心地も抜群。
余韻にもやさしい果実感が長く続きます。
そしてコスタリカはおなじみベンダバル。
かなり厳しい天候条件だったようですがそれでもこのレベルのコーヒーを作り上げる手腕はさすがです。
前期よりもナッツ感が強く感じられる印象です。