MUI

コーヒーを知る・楽しむ

スペシャルティコーヒーという言葉、聞いたことはありますか?

近年、この言葉が独り歩きしてコーヒー業界はとても混乱した状況です。

高品質(おいしい)なコーヒーに対して与える称号だったはずが、スペシャルティだからおいしい!
というなんだかよく分からないことになっていたり。

スペシャルティコーヒーの定義は年々変化を続けており、しっかりと定まったものはありませんが、『生産地の特徴的な素晴らしい風味特性が表現される』ということが最も重要だということに異論がある方はいないはず。にも関わらず、近年それが全く感じられないような産地での焙煎前の香り付け(特殊精製)が流行しています。

収穫後の精製段階で個性(?)が与えられるなら栽培にあまり手間をかける必要がなくなるという生産者。
極端な浅煎り(=生焼け)で個性が感じられないため、精製段階での香り付けを求めるロースター(焙煎店)。

このふたつの思惑が重なったことによって、そういったコーヒーの生産が急速に増えています。

特殊精製がすべてダメと言うことではなく、もともと豊かな個性のあるコーヒーであれば味(香り)付けの必要はないはず。
元の個性が感じられなくなってしまいもったいない。
環境的にどうしても個性に乏しいものしか栽培できない場合に特殊精製で差別化を、とするならば分かりますが、どれを飲んでも精製由来の同じような味と香りばかりじゃさみしいですよね。

MUIではこれまでスペシャルティコーヒーという言葉を必要がないためほとんど使ってきませんでしたが、こんな状況なのであえて使って行こうと考えています。
もちろんMUIのコーヒーはどれも本質的な意味でのスペシャルティコーヒーばかり。

『スペシャルティって酸っぱいしなんだか苦手…』なんてイメージを植え付けられてしまった方も、素直においしい『本物』を味わってみてください。
コーヒーってこんなに個性豊かで飲みやすくておいしい飲み物だったんだ!
と、驚いてもらえるはずです。

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