新豆、色々入荷しました。
写真は上からエチオピア ジンマ地域のナノチャラ、同地域のフンダ・オリのナチュラル精製。
下ふたつはエル・サルバドルのシベリア農園のパカマラ品種のウォッシュト精製とナチュラル精製。
特に小さい実が生る地域のコーヒー豆と、特別大きく育つ品種(パカマラ)なので、大きさの差が中々あります。
数年ぶりに入荷のエル・サルバドルのシベリア農園。
今年一番の人気を誇った作り手、グァテマラのエル・ディアマンテと同じ大粒のパカマラ品種のロットです。
ちょっと期待して仕入れてみましたが…正直期待をはるかに超える美味しさ!
本当に素晴らしい作り手です。
実はこのパカマラ、エル・サルバドルで人工交配され生まれた品種ですが、標高の高い地域に乏しいエル・サルバドルでは高品質なものは稀。
その中で、冷涼で厳しい環境がその名の由来になっているシベリアのコーヒーは特別。
しかもパカマラが栽培されているのは急峻かつ強風にさらされるという農園内でも特に厳しい環境。
1.500mと、それほど高くない標高ながら引き締まった豆質が育まれ、他のエル・サルバドルのパカマラとは一線を画す個性を生み出しています。
さらに今回はウォッシュト精製とナチュラル精製※の精製違いのロットが入荷。
同じ作り手で収穫後の精製のちがいだけでどんな差が生まれるのか、気になりますよね。
そして、待望のエチオピアはジンマ地域から2つのコーヒーが入荷しました。
どちらもすっかりおなじみの作り手ですが、こちらも精製違いで仕入れました。
ひとつめはナノ・チャラ。
やや深煎りのシティローストではすっきりとしたレモネードのような果実味が特徴で
深煎りのフレンチローストではサワーチェリーを思わせる濃厚なフルーティさが楽しめます。
もうひとつはフンダ・オリ、こちらはナチュラル精製です。
ナノ・チャラもそうですが年々腕を上げている作り手で、とても精度が高いきれいな香味が印象的。
ギュッと詰まった果実味が最高です。
シベリアにも言えることですが、もともとフルーティな特徴があるコーヒーをナチュラル精製にするのが良いですね。