ほうじ茶のような香ばしさ。キャラメルのような甘み。
やわらく豊かなコクが楽しめます。
一部が「アフリカのエデン」と呼ばれるンゴロンゴロ自然保護区に重なっているこの農園は、その豊かな自然環境と農園主のミハエル・ゲルケン氏の管理により素晴らしいコーヒーを生産しています。
2000年頃まではブラックバーン農園のコーヒーは輸出会社が「アデラ」と言うブランド名で他の農園と混ぜて販売していました。
それを堀口珈琲(MUIオーナーの以前の勤務先)が混ぜる前の各農園のサンプルをもらい、その中から見つけてパートナーシップを結んだのがこのブラックバーン農園です。
過去たくさんの受賞歴があり、名実ともにタンザニア最高峰。
オーナーがヨーロッパに住んでいて管理はマネージャーに任せっきりというケースがほとんど。
ゲルケンさんは農園に住みながらしっかりと管理をしているというのも高品質なコーヒーを生み出し続ける大きな理由のひとつです。
ちなみにタンザニアは粒に大きさでコーヒーの規格を定めていますが「AA(ダブルエー)」というのは最も大粒なもの。
品質は無関係に粒の大きさだけで決められます。
MUIでは「AB」も販売することもありますが「個性の差」が感じられるものと考えてもらうのが良いと思います。
「キリマンジャロ」って何?
タンザニアのコーヒーと聞いてピンと来なくても
「キリマンジャロ」という名前なら聞き覚えがある方も多いのではないでしょうか?
実は、「キリマンジャロ」はタンザニアとケニアのコーヒーを総称して使われることが多いのですが、
いくらなんでも括りとして広過ぎる。
例えるなら…お米を「富士山」というブランド名で売っていて、品種や産地の表示がないどころか、日本産だけでなく隣国のものも混ざっているようなものです。
そんな状態では、本当においしいものを選ぶのは難しいですよね。
おいしさを求めるなら
コーヒーも、お米やワインと同じように「いつ・どこで・誰が」作ったものか分かるものを選ぶことが大切なんです。
果肉由来の香味が上乗せされるため、Muiではフレーバーコーヒーの一種と考えている。
発酵臭などネガティブな要素が出やすく、高い技術と管理が必要。また、果肉由来の香味と、素材となる生豆本来の個性との相性も重要。
国名 | タンザニア |
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地域 | アルーシャ州カラツ県オルディアニ地区 |
生産者 | ミハエル・ゲルケン |
農園名 | ブラックバーン |
標高 | 1,760m~1,950m |
品種 | ニアサ |
精製 | 発酵槽を使用したウォッシュト・水の使用を抑えるため機械を併用 |

