サンタ・カタリーナでおなじみのアンティグアと並び称される産地ウエウエテナンゴから今年も素晴らしいコーヒーが届きました。
軽くスルスルと飲み進む飲み口の良さ。
物足りなさは感じさせない薄ウマ系の白ワインを思わせる印象。
さらりとした上品な甘さが心地良く、ほのかな果実味を感じます。
以前Muiでも扱ったことのある超名門農園エル・インヘルトがあるのもこのウエウエテナンゴ。
歴史も長く、そんな素晴らしい産地にまだこんなポテンシャルを秘めた地区があったとは驚きです。
・高すぎる標高のため、高品質に仕上げるには技術・知識が不足していた。
・流通面では生産性が低く商売の効率が悪いと判断されてしまった。
この二つが主な要因ではないかと推測されています。
同じグァテマラと言ってもサンタ・カタリーナとは全く異なる個性。
ウエウエテナンゴのエル・インヘルトとも印象がちがいます。
同地区での生産者への支援が始まって10年ほど経ちますが、現時点でグァテマラ最良のコーヒーのひとつと言いたくなるほどの品質。
現地の業者が選定した高品質ロットからさらに「クリーンカップ」と「サンタ・バルバラ地区の特徴」を併せ持つロットを選抜した特別なコーヒーで、生産者にはより高いプレミアが支払われます。
ここ数年はサンタ・カタリーナやエル・インヘルトばかり扱っていたため、ある意味すばらしいのは当たり前。(と言うのも失礼な気もしますがそれだけの信頼があるという意味で…)
グァテマラで驚いたのはだいぶ久しぶりなこのコーヒー。
とても美味しいです。