チョコレートのようなほろ苦さ。
飲みこんだあとにはしっかりとした甘みの余韻が長く続きます。
イスラエル・ラミレスさんのふたつの農地を同時販売します。
実はこのサン・ミゲル集落、すばらしいホンジュラスのコーヒーがお届け出来るようになった始まりの場所。
2017年にサン・ミゲルのヘススさんのコーヒーに出会ったことが今の高品質なホンジュラスのラインナップにつながっています。
街からのアクセスがとても悪いサン・ミゲルは設備の乏しさもあり精製や乾燥に問題を抱えていましたが、逆にそれが良い品種が手つかずで残る要因にもなりました。
今回入荷した2つの農地はどちらも品種はティピカ。
MUIが最重要視する品種のひとつで、その理由は「土地の個性を表現する」ということに尽きます。
「品種由来の個性(味や香り)」も良いですが、個人的には「その土地本来の個性」を体験したい。
そしてそういうコーヒーにこそ本質的なおいしさを感じます。
これは自分に限ったことではなく、MUIのご常連の皆さんも意識はせずともそういうコーヒーこそ特に良い!と評価してくれます。
カジェホン農地はラ・アチャソンとガラッと印象が変わってやさしさもありつつ力強い印象。
コロンビア南部カウカ県のコーヒーを思わせます。
同じ集落、同じ作り手で品種も同じでこの味わいの差。
コーヒーの面白さを再認識させてくれます。
果肉由来の香味が上乗せされるため、Muiではフレーバーコーヒーの一種と考えている。
発酵臭などネガティブな要素が出やすく、高い技術と管理が必要。また、果肉由来の香味と、素材となる生豆本来の個性との相性も重要。
国名
ホンジュラス
地域
コマヤグア県 コマヤグア市 セルグァパ地区 サンミゲル集落
農地名
カジェホン農地
生産者
イスラエル・ラミレス
標高
1,750m
品種
ティピカ
精製
発酵槽を使用したウォッシュト
味のこと
やわらかさもありつつ濃縮感もあって十分な飲みごたえ。
ホンジュラス新豆第2弾、コマヤグア県コマヤグア市セルグァパ地区サンミゲル集落から初登場。
※ コーヒーの精製方法
ウォッシュト精製
収穫したコーヒーの実を水洗いして果肉を除去し、その後、乾燥。素材本来の個性がそのまま楽しめる。MUIで扱うコーヒーのほとんどがこの精製方法。ナチュラル精製
コーヒーの実が付いたまま乾燥し、その後、果肉を除去。焙煎度合と味わいの関係
コーヒーの味や香りは、焙煎度合で大きく変わります。焙煎が浅いと酸味があり苦味は弱く、深くなるにつれて酸味は減り苦みが増していきます。
生産者&産地情報